精神障害者、精神薄弱、精神保健...

精神障害者とはどのようなものですか?@

精神障害者というのは、
精神疾患や精神症状をもつ者のことをいいます。

 

また、精神保健福祉法では、
次のような精神疾患を有する者となっています。

精神障害者とはどのようなものですか?A

■統合失調症 
■精神作用物質による急性中毒又はその依存症
■知的障害 
■精神病質 
■その他の精神疾患

 

なお、知的障害者は、
医療保健面では精神保健福祉法が、
福祉面に関しては知的障害者福祉法が適用されます。

精神障害者生活訓練施設とはどのようなものですか?

精神障害者生活訓練施設というのは、
援護寮とも呼ばれていますが、

 

精神保健福祉法に基づく
精神障害者社会復帰施設の1つです。

 

具体的には、精神障害のために、
家庭で日常生活を営むことに支障のある精神障害者が、

 

日常生活に適応できるように、
低額な料金で居室やその他の設備を提供し、
必要な指導・訓練などを行う施設です。

 

なお、この精神障害者生活訓練施設の利用期間は、
原則として2年以内です。

 

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精神薄弱とはどのようなものですか?

精神薄弱というのは、
知的障害と同義であり、
かつては知的発達の遅れを表す言葉として用いられていました。

 

しかしながら、
障害者への差別的意味合いも含意されているのではないか
との社会的批判が高まったことから、

 

現在では
「知的障害」が使用されています。

 

なお、法文上の用語としては、
1999年4月から知的障害に変更されています。

精神保健とはどのようなものですか?

精神保健というのは、
従来の精神衛生より広い意味に解釈され、

 

主として精神面の健康を対象とし、
精神障害を予防・治療し、
またそれを保持・向上させるための諸活動のことをいいます。

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律とはどのようなものですか?

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律
(精神保健福祉法)というのは、

 

精神障害者の社会復帰や自立、
社会経済活動への参加促進を図るため、

 

必要な援助を行い、
精神障害者の福祉施策や施設などを充実すること、

 

ならびに精神障害の発生の予防
その他国民の精神的健康の保持
および増進に努めることを目的とした法律です。

 

なお、この法律には、
精神保健福祉手帳の交付や
精神障害者福祉において
市町村の役割の明確化なども記されています。

 

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