身体拘束、心身障害者医療費助成制度、身体障害者(児)実態調査、人工膀胱...

身体拘束とはどのようなものですか?@

身体拘束というのは、
自由な行動を妨げる抑制の1つであり、

 

具体的には、
対象者が自ら行おうとする運動・行動を、
衣類・帯などにより制限することをいいます。

身体拘束とはどのようなものですか?A

この身体拘束については、
家族・医療者や介護者によって多くの場合、
対象者の安全を目的としてなされますが、

 

結果として本人の自由の束縛であるだけでなく、
身体機能の低下や認知症の進行など
弊害が多く発生していました。

 

なお、介護保健では、
厚生労働省令において身体拘束の禁止がうたわれています。

身体拘束ゼロ作戦とはどのようなものですか?

身体拘束ゼロ作戦というのは、
介護保険における身体拘束禁止の規定を
実効あるものにするために、

 

厚生労働省が中心となり
2000年より取り組まれている運動のことをいいます。

具体的な内容は?

具体的には、推進母体として
医療・福祉関係者からなる
身体拘束ゼロ作戦推進会議が設置され、

 

都道府県における推進体制の整備、
身体拘束ゼロマニュアルの作成などが進められています。

 

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心身障害者医療費助成制度とはどのようなものですか?

心身障害者医療費助成制度というのは、
国民健康保険あるいは各種医療保険に加入している
重度心身障害者等を対象に、

 

医療費(入院・外来)における自己負担分等を
都道府県が助成する制度のことをいいます。

身体障害者(児)実態調査とはどのようなものですか?

身体障害者(児)実態調査というのは、
1951年に始まり、
およそ5年ごとに厚生労働省が行っている
全国規模の抽出調査のことをいいます。

 

具体的には、
18歳以上の在宅の身体障害者を対象とし、
総数や障害の種類や程度、障害の原因などを
推計して発表しています。

 

なお、18歳未満の在宅の身体障害児についても
同時に調査が行われています。

人工膀胱とはどのようなものですか?

人工膀胱というのは、
膀胱除去後に、
膀胱の蓄尿機能と排尿機能とを代行するために、

 

腸管などを利用して作った
人口の膀胱のことをいいます。

 

また、最も多く実施されているのは
回腸を利用した回腸導管ですが、
これには蓄尿機能はありません。

 

反対に、直腸の一部を膀胱として利用するものには、
蓄尿機能があります。

 

ただし、いずれの方式においても、
排尿を随意に調整することはできません。

 

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